ダイワから待望の21セルテートSW5000・6000サイズが2021年冬に発売されました。
すでに所有している19セルテートLT5000D-XHは、
ヒラスズキやライト寄りのショアジギングの釣りで、
購入から現在に至る約2年間で数多くの魚を連れてきてくれました。
21セルテートSWでも5000シリーズがリリースされるとのことで、
リールスペックと実釣経験からそれぞれどのような釣りに適しているか検討しました。
19セルテートLT5000D-XHと21セルテートSW5000の基本スペック比較(違い)
フルメタル(AL製)モノコックボディ
従来スピニングリールは、ボディとボディカバーでドライブギアの両端を支持し、それを数箇所のスクリューで固定する方式が一般的だった。この構造から、更なる精度と剛性の向上を目指し、ボディカバーを廃し、ボディに直接高精度のプレートをネジ込むことで固定したのがモノコックボディ。これによりギアの支持精度が高まり、また剛性・気密性も向上。更には、従来スクリューに取られていたスペースを活用し、ドライブギアのサイズを極限まで拡大することにも成功した。
https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/special/product/21CERTATE_SW/
そもそもセルテートは高剛性を特徴としたリールとなっており、共通してフルメタルボディとなっています。
ボディが高強度であることにより、磯などの過酷な環境で転倒・岩にぶつけてしまった際にボディが割れてしまうことがありません。
ボディが高強度であることのメリットは、余計な力の分散を抑えて、力強い巻き上げを可能にしています。
LT5000D-XHとSW5000シリーズの基本スペックを比較しますと、
LT5000D-XH | SW5000-H | SW5000-XH | |
巻取り長さ(cm/ハンドル1回転) | 105 | 96 | 104 |
ギア比 | 6.2 | 5.7 | 6.2 |
自重(g) | 295 | 385 | 385 |
最大ドラグ力(kg) | 12 | 15 | 15 |
標準巻糸量 PE(号-m) | 2.5-300 3-210 | 2.5-300 3-210 | 2.5-300 3-210 |
ベアリング(ボール/ローラー) | 10/1 | 10/1 | 10/1 |
ハンドル長さ(mm) | 65 | 65 | 65 |
ハンドルノブ | パワーライトノブL | パワーライトノブL | パワーライトノブL |
ギア素材 | アルミ(MCタフデジギヤ) | G1ジュラルミン製MC(マシンカット)タフデジギア | G1ジュラルミン製MC(マシンカット)タフデジギア |
ドライブギア直径 | φ38 | – | – |
大きく異なる点は、自重、最大ドラグ力、ギアとなります。
自重
自重はLT5000D-XHとSW5000シリーズで差が90gであり、SW5000シリーズの方が重いです。
最大ドラグ力
最大ドラグ力はLT5000D-XHとSW5000シリーズで差が3kgであり、SW5000シリーズの方が強いです。
ギア
ギア素材はLT5000D-XHはアルミ(MCタフデジギヤ)、
SW5000シリーズはG1ジュラルミン製(MCタフデジギヤ)となっており、SW5000シリーズの方が高強度です。
以上のことを踏まえて、ヒラスズキ専用リールと大型青物・ヒラスズキ兼用リールという定義で使い分けを区分しました。
ヒラスズキ専用リールは19セルテートLT5000D-XHがおすすめ
ヒラスズキ釣りは長い距離を歩いて、好条件なポイントにいる魚を探す釣りです。
魚を探し求めて、1日に何百回もの正確なキャストをしなければいけません。
釣り人の体力、集中力、釣り場環境を考慮すると軽量で強度のあるタックルを使う必要があります。
ヒラスズキは捕食が下手な魚です。
小さなアタリを確実に拾いフッキングさせる必要がありますので、タックルの感度(軽量な方が感度が高い)も必要な条件です。
19セルテートLT5000D-XHの最大ドラグ力は12kgでありヒラスズキを釣るには必要充分です。
ドライブギアは、直径38mmと小型スピニングリールの中では最大級であり、ファイトの際に巻きの重さを感じることはありません。
以上ことからヒラスズキ専用には19セルテートLT5000D-XHが適しています。
大型青物・ヒラスズキ兼用リールは21セルテートSW5000がおすすめ
沖磯や青物がメインとなる釣りでは、リールのパワーが重要になってきます。
小型リールを使っているときに限って大型魚がヒットしてしまうということはよく聞く話です。
SW5000シリーズは最大ドラグ力15kg、ギア素材はG1ジュラルミン製MC(マシンカット)タフデジギアで、以前の大型リールと同等以上のスペックになっています。
大型魚と対峙するにはパワーがなければファイトが不安ですし、魚を獲ることが難しいです。
8000番、10000番の大型リールでは重くて使い難い。
大型リールにはできないもう少し繊細な釣りをしたい
小型スピニングリールではパワーが不安。
今まで感じていた不満を解決するための
痒い所に手が届くリールが21セルテートSW5000シリーズという選択肢になります。
総評
当たり前の話ですが、釣り道具は釣りの種類によって道具を合わせる必要があります。
今回は、同じ5000番のリールについて、基本スペック、釣行経験に基づいて道具の選択を定義しました。
重量、ドラグ力、ギアは一見ほんの少しの差に見えますが、その差がタックルバランスや、釣り人への負荷、実際のファイトで魚を獲れるか獲れないかの大きな差につながります。
この記事を読んでいただいて、少しでもリール選択の一助になりましたら幸いです。
19セルテートLT5000D-XHインプレはこちらから↓
24セルテートと19セルテートの比較はこちらから↓
メルカリからも商品を探せます
コメント