サワラキャスティング用のルアーは、各メーカーからミノーやシンキングペンシルなど様々な種類が発売されています。
東京湾では例年9月〜10月にサワラキャスティングが開幕しますが、その時の餌は小さい魚が多いです。
ミノーやシンキングペンシルなどのルアーには、ヒットなしの経験をされた方も多いのではないでしょうか。
2020年に発売されたアクアウェーブ メタルマジックTGは、
小型でそのような状況に対応することができます。
サワラキャスティング初心者にも簡単に扱えて、見事に釣果をもたらしてくれましたのでレビューします。
基本スペック
サイズ展開は5種類の20g、30g、40g、50g、60gとなっており、水深やベイトサイズにより使い分けることができます。
東京湾では状況により30g、40g、50g、60gを使用
各サイズによりカラーが異なりますが、東京湾で中心となっているサイズは30-60gです。
これはポイントの水深、潮の速さにより底どりの重さや、水掴みによって変える必要があります。
フロント重心設計となっており、トラブルが少なく確実に底をとることができます。
ブレードジグの部類になりますが、小型コロラドブレード付属で、巻いた時の重さの軽減とアピールを両立しています。
引き抵抗の重いブレードジグを1日中巻いていますと、釣り人に疲労が溜まりますので、引き抵抗の軽さはメリットになります。
使い方・アクション
早巻きした時に、バランスを崩すことなく安定した姿勢で泳ぐことが可能です。
しっかりと泳ぐことができなければ、魚に見切られてしまいヒットすることはありません。
強度・耐久性
メタルマジックTGだけではなく、タングステン製ジグ全般に言えることですが、塗装強度は高くありません。
ウレタンコーティングを実施済みですが、1度の釣行でサワラの噛みによる塗装剥がれがおきています。
メタルマジックTGには、ステンレス製高強度ベアリングスイベルと太軸シングルフックが標準で付いています。
今回ヒットしたサワラはキャッチするまでに何度も走り回りましたが、この各パーツがダメになってしまうことはありませんでした。
フック交換(メタルマジックTG)
メタルマジックTGには、純正ブレードフックセットの販売があります。
本体のウエイトやその日の状況によりサイズ・カラー変更が可能です。
実釣 サワラキャスティング
単発で跳ねてはいるものの表層のミノーやシンキングペンシルではヒットすることはありませんでした。
メタルマジックTGをボトムに沈めて、中層まで早巻きを繰り返して貴重なヒットまで持ち込むことができました。
サワラ乗合船はアンダーキャストが基本
アンダーキャストの船宿が多いのは、後方や周りの方への安全を確保するためです。
特に乗合船の胴の間(中心付近)の釣座では必ずアンダーキャストになります。
アンダーキャストを知らない、アンダーキャストができないままサワラ乗合船に乗ってしまうと、文字通りブレードジグでジギングになってしまいます。
せっかく鉛より飛ぶタングステン素材のメタルマジックTGを持っていても、飛距離という武器が使えないのはもったいないです。
アンダーキャストの方法とコツは、下の動画でご紹介します。
総評
メタルマジックTGは、高比重タングステン 素材で遠くにルアーを飛ばすことができ、早巻きだけで魚がヒットするとても扱いやすいルアーでした。
フロント重心設計で針はシングルフックなので、底に沈めても根がかりし難いことも魅力です。
タングステンという素材上、塗装が剥がれやすいこと、価格が鉛素材のブレードジグよりも高価な点はデメリットです。
一方、同一重量で鉛よりコンパクトなため、東京湾の小型ベイトを演出することができ、人気ターゲットであるサワラを手に入れることができました。
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