磯釣りでは機動力とロッドの操作性を何よりも重視し、
フローティングベストは前ポケットのないものを選んでいました。
しかし、サーフでの釣りを始めて最低限の道具の収納力も必要なことに気がつきました。
また、一般的な「ザ・フローティングベスト」は前ポケットが大きくイマイチな印象でした。
使い慣れたアピア ガネットに薄型前ポケットが装備されたガネット プラスがあることを知り、
サーフでの釣りがとても快適になりましたのでレビューします。
基本スペック
サイズ
着丈(後ろ襟ぐり中心から最長部分に垂直に下ろした高さ) 約58cm
背部は通気性の良いベンチレーションが先代のガネットより継承されており、背中が蒸れにくい仕様となっています。
首周り 約13.5cm
枕は取り外し可能です。
磯など足元が滑りやすい場所では後頭部の怪我予防、落水時には枕の浮力で顔が水面から出るような設計になっています。
素材
生地は軍用に開発された耐水耐熱の高強度CORDURA Ballistic® kとなっており、身頃の内外面ともに使用されています。
ポケット
前ポケットは薄型で各メーカーから発売されている3010NDM型ルアーケースが、一つ入る設計になっています。
左前ポケット内側にはメッシュインナーポケットが配置され、リーダーや小物、魚を締めるナイフなどが入りとても便利です。
カスタム
先代のガネットよりも、D環が追加され道具の取り付け自由度が上がりました。
私は、脇下ベルト部分に錆びないチタン製カラビナを追加し、
ボガグリップがキャスト時は干渉せず、魚を掴む際にすぐ使える位置に装備しました。
逆側のベルトには、ラグゼ プライヤーホルダーLE900とステンボーンプライヤーを取り付けています。
サーフで使用する際には、首元のD環にロッドスタンドを装備するとちょうどよく収まります。
残りのD環にはドリンクホルダーも取り付けることが可能です。
ガネットプラス・ロックトレック・ガネットの使い分け(私見)
薄型前ポケットの有無で、使い分けが可能です。
必要最低限の道具を持ってランガンをするような釣りであれば「ガネットプラス」
キャストやロッド操作にストレスのない釣りを優先するのであれば「ロックトレックorガネット」
メーカー | 製品名 | ロックショア | 磯ヒラスズキ | エギング | サーフ |
アピア | ガネットプラス | ○ | ○ | ○ | ◎ |
がまかつ | ロックトレック | ◎ | ○ | ○ | × |
アピア | ガネット | ◎ | ○ | ○ | × |
薄型前ポケットが、どのような釣りでも全く気にならないのであれば、
ガネットプラスは最善の選択になるかもしれません。
総評
アピア ガネットプラスは、薄型前ポケット採用でロッド操作への干渉を極力減らし、
必要最低限の道具を持ち歩くことができる(ランガンの釣りに○)ライフジャケットでした。
先代のガネット譲りのスタイリッシュなデザインはそのままに、生地の強度が増したことも魅力のひとつです。
例えばサーフの釣りで、2つの前ポケット全てに入れたルアーケースのルアー全てを投げ切ることはあり得ません。
無駄な道具をたくさん持ってランガンすることは、釣り人の体力を奪います。
厳選された道具だけを持って歩ける点、とても洗練されたフローティングベストです。
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