釣りを始めた頃、釣った魚を保管する為にクーラーボックスを持って歩いていました。
堤防や沖磯であれば運ぶ範囲が限られていますので負担になりにくいですが、
地磯での釣りは、ポイントまで30分以上歩くことは普通にありますし、平坦な道ばかりではありません。
釣った魚を水中に繋いで生かしておく道具として、
ストリンガーというものがあることを知りました。
ストリンガーはコンパクトでとても便利な道具です。
しかし、この形のストリンガーは大きな魚であったり、強い波や岩場に接触することで簡単に外れてしまいました。
いつのまにか外れてしまい、せっかく釣った魚を逃してしまった苦い経験が何度かありました。
また、ロープが細く弱いものであると岩場で擦れて切れてしまいます。
市販のストリンガーで
外れにくい(魚を逃さない)
高強度(壊れにくい)
この2つの条件を満たすストリンガーはほとんどありません。
1年前に自作して作ったブランチハンガーストリンガーは、
1度も魚を逃したことがなく、壊れたことがないので作り方とレビューをします。
ブランチハンガーストリンガーの材料
魚を繋ぐステンレスワイヤーストリンガー
このストリンガーは既存の金属製のものと異なり、
石鯛釣りによく使用されるワイヤーストリンガーとブランチハンガーと呼ばれる金具が使用され、
外れにくい構造になっています。
ロープを束ねるスプール
ストリンガーとスプールを繋ぐ3mm太軸ロープを束ねることができ、ロープストッパー機構が付いています。
高強度ロープ
視認性のよいカラーで、長さ10m、太さ3mmの高強度です。
以上3点が必要最低限の材料となります。
作り方
①ロープをスプールに結びつけます。(結び方は外れなければなんでも構いません)
②ロープをスプールに均等に巻いていきます。
③ある程巻き終わりましたら、ロープストッパー機構でロープを固定します。
④余ったロープの先にスイベルの付いたブランチハンガーを取り付けます。
先端のリングに直に付けてもいいですし、アレンジしてスプリットリングで繋ぐこともできます。
⑤完成
カスタム
スプールにキーリングやカラビナを取り付け、ワイヤーストリンガーを太い輪ゴムでまとめるとヒップバッグなどに装着が可能となります。
実釣レビュー
良型のヒラスズキも安心して繋いでおくことができ、逃げられることはありませんでした。
ブランチハンガーストリンガーはおすすめ
自作ブランチハンガーストリンガーを使用してから、釣った魚が逃げていないか気にすることがなくなりました。
魚の様子を気にしていては釣りに集中できませんし、ストレスになってしまいます。
強度があるとはいえ釣りの際には、スプール側をしっかり外れないように巻きつけておかなければ本体ごと流れてしまいますので、その点は確認が必ず必要です。
私と同じように、いつの間にか釣った魚がいなくなっていた悲しい経験をされたことのある方には、自作して頂く価値がある道具になります。
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