青物を狙った地磯のショアジギングでは、回遊待ちをすることが多いです。
青物がいない時は、オオモンハタやアカハタを狙い効率的に釣りをします。
ショアジギングタックルの遠投性を生かし、
深場の大型ハタ類にじっくりアピールできるルアーを探していました。
ダイワ リアルブレードTGは、ボートでのサワラを狙ったブレードジギングだけではなく、
ショアキャスティングに必要な飛距離、操作性能が高いブレードジグですのでレビューします。
基本スペック
サイズ・カラー
サイズは30、40、60、80gの4サイズ。カラーは10色。
特徴的なテールフィン
フックの絡みを防止するために考え出された独自のフィン構造となっています。
このような構造は他のブレードジグにはありません。
高比重タングステン素材でフックが絡みにくいこともあり、ブレードジグとしては異例の100m近くの飛距離を出すことができます。
ショアキャスティングでは深場までルアーを届けることが可能です。
ボディ形状
正面から形を確認すると三角形になっており、姿勢が崩れずに安定した泳ぎができます。
メタルマジックTGとの比較
形状
リアルブレードTGは、フックを含めた全長が同サイズのメタルマジックTGより短くなっています。
より小さなベイトを演出することができます。
サイズ
サイズ | リアルブレードTG | メタルマジックTG |
20g | × | ○ |
30g | ○ | ○ |
40g | ○ | ○ |
50g | × | ○ |
60g | ○ | ○ |
80g | ○ | × |
カラー
リアルブレードTG | 10色 | ピンク、アカキン、グリーンゴールド、ケイムライワシ、ブルピン、 ブルピンゴールド、ブルピンゼブラ、ゼブラグロー、ピンクゼブラ、 ピンクコットンキャンディ |
メタルマジックTG | 13色 | アカキン、イワシ、ピンクバック、ゼブラグロー、グリーンゴールド、 ブルピン、シルバー、ピンクゼブラグロー、UVマジシラス、 チャートゴールド0.B./グロー、UVピンクシグナルO.B.、ブラッディーレッド、 UVクロスオレンジゼブラ ※船宿監修カラー含めず |
メタルマジックTGは、カラーが豊富で船宿監修カラーを入れると20色を超えます。
天候、潮色など様々な状況に対応できるラインナップです。
フック交換
リアルブレードTG付属のスプリットリングは薄く弱い印象です。
大型サワラや青物、大型オオモンハタなどがヒットした際に、破壊されてしまう可能性があります。
無理の効くファイトができるようにメタルマジックのスペアフックなどに変更することをオススメします。
使い方
操作/ターゲット | サワラ・青物 | ハタ類 |
巻き速度 | 早巻き-中速巻き | ゆっくりただ巻き |
レンジ | ボトム-表層 | 中層-ボトム |
基本的には巻き速度、レンジを変えることで狙う魚種を絞ることが可能です。
実釣 サワラキャスティング
タングステン製40gはとても小さいですが、大きな魚が喰ってきます。
近年全国で盛り上がりを見せている早巻きサワラ狙いのブレードジギングで実績があります。
実釣 オオモンハタ
磯のショアキャスティングで青物回遊待ちの間に、オオモンハタ50cm、42cmを獲ることができました。
耐久性
タングステン素材のルアーは塗装が剥がれやすいです。
磯場や、歯の鋭いサワラを狙った釣りで使用しますので、ウレタンコーティングを3回実施しました。
ウレタンコーティングをしておくと、磯場では強くぶつけない限り剥がれることはありません。
総評
ダイワ リアルブレードTGは特徴的なフィン形状による飛距離向上と、安定した泳ぎ姿勢で、
船でのブレードジギングだけではなく、ショアキャスティングで青物やハタなど様々な魚が狙えるルアーでした。
塗装剥がれ防止のコーティングの手間や、タングステン素材で価格が高いことはデメリットですが、
ショア、オフショア両方の釣りで使えるルアーとして考えるととてもコストパフォーマンスが高いです。
陸から誰もブレードルアーを通したことのない、遠くの深場を狙ってみたい。
小型ベイト(キビナゴなど)偏食でペンシルやミノー には反応がない、と悩んでいる釣り人には特にオススメです。
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