ショアジギングでのジグの選択は、数々の実績と耐久性から撃投ジグシリーズを使うことが多いです。
特に魚の活性が高いタイミングでは、ジグの素早いアクションやフォールアクションにより魚をヒットさせることができます。
一方で、魚の活性が低い時は今までのジグでは打つ手なしと言っていいほどでした。
オーナーから新しく発売された撃投ジグ レイドバックは、
活性の低い魚をヒットさせる可能性が高いこと
潮流変化のタイミング(時合い)が予測できるジグでしたのでレビューしたいと思います。
撃投ジグ レイドバックの基本スペック
カラーは10色。
サイズ展開は7種類あり、50g、65g、85g、100g、115g、130g、150gとライトショアジギングからショアジギングまで幅広い釣りに対応しています。
レイドバック動きの特徴は、
重心がフロント設計によりゆらゆらと水平フォールすること。
フロントヘッド部分のくぼみによる水つかみと、ボディ断面が丸みを帯びているので、ナチュラルに動くことです。
レイドバックの大きな特性2つは、オーナーの公式動画で紹介されています。
レイドバックの耐久性
磯での使用で、釣れた魚が暴れて何度も岩に叩きつけられました。
それでも、他の撃投ジグシリーズのように塗装がパリパリと剥がれることがなく、
タフボーンの貫通パネル搭載でジグが曲がることもありませんでした。
レイドバックの使い方
竿は強く握りません。バット部分での軽いワンピッチジャークでジグを動かします。
水中のジグは動きが抑えられている設計なので、
引っ張ってくるような動きになります。
レイドバックを使うタイミング
レイドバックの説明書に記載されている、日中の潮止まり前後はピンク丸箇所になります。
このタイミングでレイドバックを動かしておくと、魚がいればヒットの可能性が高くなります。
各地域で毎日のタイドグラフは異なりますので、釣行エリアのタイドグラフを確認しておくことが必要です。
基本は満潮干潮前後がタイミングですが、
日時、地形、キャストポイントで潮の流れが異なるということは日常です。
満潮干潮前後のタイミングで潮の流れがない(引き心地が重くならない)時は、
広くキャストして潮の流れをその時々で探していくと流れているポイントを発見することができます。
実釣 青物(カンパチ)
満潮干潮前後のタイミングで潮の流れがないときに、
レイドバックを広範囲にキャストしました。
広く探ってわずかに潮が流れている箇所を見つけてキャッチしたカンパチです。
総評
撃投ジグ レイドバックは、魚の活性が下がった日中、潮の流れが弱い時にも流れに合わせた動きで魚をヒットさせてくれるジグでした。
青物(特にカンパチ)は、早い動きのジグに反応するという概念がありましたが、
レイドバックのようにあまり動かないジグの方が釣れた体験にはとても驚きました。
レイドバックはその特性上、ロッドを強く動かさない(強くしゃくらない)操作方法ですので、
魚からあたりがあった時には、フッキングをいれないと針がしっかりと掛からない可能性があります。
レイドバックはジグの重さに関わらず軽い力で操作でき、
体力消耗が避けられることは釣り人にとって大きなメリットです。
今回はショアジギングでの使用でしたが、船でのジギングでも効果を発揮してくれそうで今後検証したいと思います。
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コメント
ブログ拝見しました。
レイドバックの使い方、参考になります。
ところで、Runner Exceed 95TCのインプレを見たいのですが、いつ頃記事にされるのでしょうか。
こんにちは。
閲覧頂きありがとうございます。
Runner Exceed 95TCは記事作成予定ございません。
95TCについてご不明な点は、こちらからご質問頂けましたら私の使用経験の範囲で回答させて頂きます。
宜しくお願い致します。
ご返信ありがとうございます。
主にジグ用として購入を検討しています。
·80~100gのジグをメインに使うのですが、120gを使われたことがあれば感触を教えて頂きたいです。
·10feet台のロッドと比べて飛距離の差は大きいのでしょうか。
·10feet台のロッドと比べてルアーの操作は格段にやり易いですか。
·かけられた魚の中で一番手強かった or 大きかった魚とのファイトについて印象を教えて下さい。
·95TCを買って良かったと思われた状況があれば教えて下さい。
·他メーカーの竿で似たロッドが思い当たれば教えて頂きたいです。
すいません。
インプレをされないと仰っていたのに長々と質問させて頂いたのですが、分かる範囲で教えて頂けると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
前提としまして私が95TCの購入に至った背景は、
・ホームの伊豆半島地磯で過不足ないパワーのロッドが欲しかったこと(不意の大物に対応できる)
・ジグ、シンキングペンシルを自分の思うようにマニュアル操作で動かしたいこと
・ジグは100gまで、シンペンは70gまでをフルキャストできるもの(水深20m前後のポイントで釣りをすることが多い為)
以上となります。
以下頂戴しましたご質問への回答となります。
·80~100gのジグをメインに使うのですが、120gを使われたことがあれば感触を教えて頂きたいです。
→120gのジグを使用したことはございません。現在60〜100gまでをメインに使用しています。シャクリは問題なさそうですが、120gをフルキャストというのは少しロッドに気を使ってしまうようなイメージが残ります。
·10feet台のロッドと比べて飛距離の差は大きいのでしょうか。
→飛距離の差は95TCと同じ規格の10feet台のロッドがありませんので回答することができません。
個人的な感覚としまして、より長いロッドで有効なペンデュラムキャストより、95TCはヘッドスピードを意識したキャストの方が飛距離が出ます。
ヘッドスピードを意識したキャストはこちらの動画で詳しく解説されております。
https://www.youtube.com/watch?v=r9SgWFNfDWo&t=203s
·10feet台のロッドと比べてルアーの操作は格段にやり易いですか。
→釣り場や、ロッドの張り、操作するルアーにより異なると回答致します。
海面により近い場合ですと95TCは操作しやすい印象です。また、95TCは近い規格の911MHより張りがありますので、ポッパーやシンペンは操作しやすいですが、ダイビングペンシルはティップが柔らかい911MHの方が、同じ力の入力でミスダイブは少ないです。
·かけられた魚の中で一番手強かった or 大きかった魚とのファイトについて印象を教えて下さい。
→今年購入して使用半年で1番強い魚は50cmのカンパチでした。張りのあるMHクラスですがしっかりとバットも曲がりますので、その力で簡単に浮かせることができました。95TCのテストでは13kgまでのヒラマサがキャッチされているようです。
https://ripplefisher.com/blog/runnerexceed-95tc
·95TCを買って良かったと思われた状況があれば教えて下さい。
95TCは自重290g、ルアーMAX Jig 120g / Plug 30~90gです。この軽さで同規格のルアーを操作できるロッドはありません。
軽いことのメリットは、地磯でポイントに向かうまで荷物は軽い方がいいですし、長い時間ジグを扱う時には今までより負荷が軽減されました。
·他メーカーの竿で似たロッドが思い当たれば教えて頂きたいです。
ヤマガブランクスのBlueSniper 97MMH、100MH、アピアのグランデージ アトラス 100Hが近いスペックになるかと思いますが、
95TCより張りが弱いと考えますので、ジグの操作がオートマチックになってしまう可能性があると考えます。
撃投ジグシリーズのその特徴を最大限に活かすロッドは、私は張りのあるロッドでマニュアル的に操作することをおすすめします。
返信遅れて申し訳ありません。
詳しい回答ありがとうございました。
何分、安い買い物ではないので、実際の印象をお聞きしたかったです。
参考にさせて頂きます。