ショアジギング・ショアプラッギングの釣りを始めた当初、大型スプリットリングの装着や取り外しに苦労していました。
この釣りで使うスプリットリングは、
大型の青物とやり取りが想定される釣りになりますので、最小でも♯6かそれ以上のサイズになることが多いです。
既に所持していたシーバス釣り対応のプライヤーでは、スプリットリングを必要十分に開けられず、フックをなかなか通すことができませんでした。
そこで、大型のスプリットリングにも対応したフィッシングプライヤーを探してました。
その中でもショアジギング・ショアプラッギングの釣りに強いオーナーから発売されているオーナーGP2ゲームプライヤー2は、
1年間海釣りで使ってみて使い勝手や耐久性がとても良かったのでご紹介したいと思います。
オーナーGP2ゲームプライヤー2の基本スペック・使い方
オーナーGP2ゲームプライヤー2には2種類のサイズ展開があります。
GP2-50 | GP2-60 | |
全長 | 180mm | 180mm |
重量 | 約131g | 約131g |
素材 | 高強度アルミニウム合金ボディー | 高強度アルミニウム合金ボディー |
対応リング | #5~9(推奨#6~8) | #7~11(推奨#8~11) |
GP2-50とGP2-60は基本的な構造は同じですが、先端のオープナー部分が大きく異なります。
使用するスプリットリングの大きさによって使い分けができます。
ハサミ部分の中間にはバーブプッシャーが付いています。
キャスティング船でバーブレスフックの指定がある際に、カエシのあるフックしか持っていない時は、
これを使いカエシを潰してバーブレスフックを作ることができます。
オーナーGP2ゲームプライヤー2には、持ち手部分にフックが付属されています。
これは、リングとリーダーを結束し締め込みを行う際に活用することができます。
プライヤーのハサミ部分の内側は少し錆が見受けられます。
一方でラインカッター部分は、1年間海水を浴びることが多々ありましたが、錆びることなく、切れ味も購入当初のようによく切れます。
ラインカッターは釣り場で必ず使用しますので、切れ味が維持されることはとても重要です。
各フィッシングプライヤーによるスプリットリングとフック装着比較
各フィッシングプライヤーにてスプリットリングとトレブルフックの装着について検証を行いました。
フィッシングプライヤー
②オーナーGP2ゲームプライヤー2GP2-50
③オーナーGP2ゲームプライヤー2GP2-60
スプリットリング
オーナー ハイパーワイヤー♯7(シングルワイヤー部測定値:83lb/ダブルワイヤー部測定値:163lb)
トレブルフック
がまかつ トレブル SP-XH2/0
今回使用したスプリットリングとフックはショアプラッギング、船でのキャスティングなどで比較的多く使用されるサイズになります。
ダイワ ステンボーンプライヤー190
ステンボーンプライヤー190のオープナーの適号サイズは#8~#3と記載がありますので、♯7のスプリットリングも開きます。
しかし、太軸の大型トレブルフックを通そうとすると開く幅が狭いので、なかなかフックが通りません。
スプリットリングが開いてもフックが通らなければ、プライヤーの役割を果たしているとは言い難いです。
オーナーGP2ゲームプライヤー2GP2-50
GP2-50は適応リングが#5~9(推奨#6~8)となっています。
オープナーの爪部分がステンボーンプライヤーよりも太いので、それに伴いリングの開く幅も大きくなりました。
太軸の大型トレブルフックもスプリットリングがしっかり開いていますので、装着に支障をきたさない状態となっています。
オーナーGP2ゲームプライヤー2GP2-60
GP2-60は適応リングが#7~11(推奨#8~11)となっています。
オープナーの爪部分がGP2-50よりもさらに太いので、とても大きく開きます。
今まで検証したフィッシングプライヤーの中で1番開くので、太軸の大型トレブルフックを通す際、簡単にスプリットリングに装着できました。
ただし、スプリットリングの限度を超えて大きく開くと、スプリットリングが変形してしまうことがありますので、その点注意が必要です。
耐久性(ラインカッターが錆びない)
プライヤーのハサミ部分の内側は少し錆が見受けられます。
一方でラインカッター部分は、1年間海水を浴びることが多々ありましたが、錆びることなく、切れ味も購入当初のようによく切れます。
ラインカッターは釣り場で必ず使用しますので、切れ味が維持されることはとても重要です。
持ち手部分は、1年間磯での使用で何度も岩にぶつけてしまうことがありましたが、
フックやキーリング部分は塗装の剥げはあるものの、錆びや変形はありませんでした。
フィッシングプライヤーのホルダー収納(釣り場での使用)
オーナーGP2ゲームプライヤー2はオーナーから発売されているプライヤストッカータンデムと相性が良く、
GP2-50、GP2-60を2本同時にまとめて収納することができます。
ショアジギング・ショアプラッギングの釣りでは、
このホルダーで収納して腰のベルトやフローティングベストに装着しておくと、必要に応じて使えますし、釣りの邪魔になりません。
総評
オーナーGP2ゲームプライヤー2はショアジギング・ショアプラッギングの釣りで、
大型スプリットリングの交換が素早く行えるフィッシングプライヤーでした。
以前、魚が釣れる地合いが到来した時に、フック・リング交換で時間を費やしてしまいそのタイミングを台無しにしてしまうことを経験しました。
少しでも無駄な時間をなくして、チャンスを逃さないためには適切な道具を使う必要があります。
ダイワ ステンボーンプライヤー190のように、全体がほとんど錆びないフィッシングプライヤーではありません。
しかし、稼働部分やラインカッター部分といったフィッシングプライヤーにおいて重要な役割を果たす部分は、
1年間の海での釣りで錆びることはありませんでした。
使い勝手や強度に関して、磯という過酷な環境で快適に使えるフィッシングプライヤーです。
ラインカッター・稼働部分が錆びて使い物にならない
大型スプリットリングを開くときプライヤーがねじれてしまった
というような経験をされた方には、
おすすめのフィッシングプライヤーになっています。
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